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「ん。ハヤテか。大丈夫さ、外傷はな」
中身はどうかは分からんが……。と、ザルガは笑う
「そう?なら良かった」
ハヤテは笑う。
フード付きのパーカーに、丈の短い、チェック柄のミニスカート。
首にマフラーを巻くという格好をしていて、寒がりなのか、そうではないのかが分からない
「あれ?そのマフラー、どっかで……」
「あれ?忘れちゃったの?少し前に、要らないからってくれたよね」
ハヤテの言葉を聞き、ザルガは思い出す。
あぁ、ボロボロになったから、駄目な部分を切って、あげたやつね
ザルガは、心の中で答えを出し、再びハヤテに問いかける
「ん?でも、昨日までは着けてなかったよな?」
「うん」
見事なまでの即答に、ザルガは少し戸惑う
「……。で、何で今日は着けてきた?」
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