最初の目的

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「う~む……」 ファルメシアの廊下。 二年三組と書いてある札が飾ってある、教室の前。 両手にバケツ。という、典型的なスタイルで、ザルガが立ち、唸っていた 「やっちまったな……」 ザルガが立たされている理由は、もちろん遅刻だ。 ただ、ほぼ毎日のように遅刻しているため、もはや生徒達にとっては、お馴染みの光景である 「しっかしなぁ……」 あの日から、一年か……。 ザルガは天井を見上げ、記憶を探索する 魔帝に勝つと、誓ったあの日。 あの日から、一年が経った。 ギルドとの戦いも、日に日に増してきている……。 そのせいか、ファルメシアの教育方が変わった。 戦闘に関する基礎知識や、道具の使い方。 魔法の強化だけでなく、護身術や、武術も授業に入ってきた
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