12298人が本棚に入れています
本棚に追加
「う~む……」
ファルメシアの廊下。
二年三組と書いてある札が飾ってある、教室の前。
両手にバケツ。という、典型的なスタイルで、ザルガが立ち、唸っていた
「やっちまったな……」
ザルガが立たされている理由は、もちろん遅刻だ。
ただ、ほぼ毎日のように遅刻しているため、もはや生徒達にとっては、お馴染みの光景である
「しっかしなぁ……」
あの日から、一年か……。
ザルガは天井を見上げ、記憶を探索する
魔帝に勝つと、誓ったあの日。
あの日から、一年が経った。
ギルドとの戦いも、日に日に増してきている……。
そのせいか、ファルメシアの教育方が変わった。
戦闘に関する基礎知識や、道具の使い方。
魔法の強化だけでなく、護身術や、武術も授業に入ってきた
最初のコメントを投稿しよう!