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今はまだ、報告されていないが、【四帝ニ王】も、動くだろう。
それほどのことを、しているのだから
それに、災厄についても気になる。
規模がどのくらいなのか、そもそも、災厄とは何なのか。
とにかく、情報が少なすぎる
しかし、何よりも気がかりなのは……
「……エンプレスト」
自分の胸に手を当て、ザルガは呟く。
黒い翼が現れたあの日から、会話はおろか、声も聞こえなくなっている
「一体、どうしたって言うんだ?……」
エンプレストの存在は、実際に見た者と、レオスしか知らない。
レオスには、ザルガが自ら話した
「……。全く、掴めない奴だ」
ザルガはため息混じりに呟き、バケツを床におろす
「さーて、反省の時間も終了」
バケツをその場に置き去りにし、ザルガは、二年三組の扉に手をかける
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