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「んー……。ちょっと違うな」
ダンクの蹴りを、顔面に喰らいながらも、ザルガはその場でしゃがんでいた
「やる気が無いだけだ」
「……そうか。お前の考えていることが、よく分かった。後で、職員室に来るんだな」
「……フッ」
ザルガは鼻で笑い、立ち上がる。
そしてそのまま、入り口から出ようとする
が、
「いでっ!」
なにやら見えない壁に激突し、その場に倒れた
「何だ?結界魔法?」
ぶつけた場所を押さえながら、ザルガは立ち上がり、見えない壁を叩く
「お、ベルクの魔法だな。ナイスなタイミングで、発動してくれたみたいだな」
ダンクは笑いながら、並んでいる席の一席に座る、ローブを頭から被った、茶色い髪の男子を見た。
その男子は、周りよりも、頭一個分ぐらい大きく、威圧感があった
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