最初の目的

5/17
前へ
/453ページ
次へ
「んー……。ちょっと違うな」 ダンクの蹴りを、顔面に喰らいながらも、ザルガはその場でしゃがんでいた 「やる気が無いだけだ」 「……そうか。お前の考えていることが、よく分かった。後で、職員室に来るんだな」 「……フッ」 ザルガは鼻で笑い、立ち上がる。 そしてそのまま、入り口から出ようとする が、 「いでっ!」 なにやら見えない壁に激突し、その場に倒れた 「何だ?結界魔法?」 ぶつけた場所を押さえながら、ザルガは立ち上がり、見えない壁を叩く 「お、ベルクの魔法だな。ナイスなタイミングで、発動してくれたみたいだな」 ダンクは笑いながら、並んでいる席の一席に座る、ローブを頭から被った、茶色い髪の男子を見た。 その男子は、周りよりも、頭一個分ぐらい大きく、威圧感があった
/453ページ

最初のコメントを投稿しよう!

12298人が本棚に入れています
本棚に追加