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「相変わらず、滅茶苦茶な奴だな。ザルガ」
ベルクは立ち上がる
秀才ベルク。
かつては、才能が無いと言われ、落ちこぼれと呼ばれた存在であったが、たぐいまれない努力で、反ギルド組織、レジスタンスの幹部になった男
「無茶苦茶?俺なんかが無茶苦茶じゃあ、お前は奇想天外だろ?」
ザルガは笑う。
ベルクはそれを見て、ため息をつく
「はぁ……。まったく、一年経てば、遅刻癖ぐらいは治ると思ったんだけどな」
「あぁ、無理無理。うちの家系は、全員睡魔に弱いから」
まったく威張れることでは無いのだが、ザルガは胸を張りながら言う
「威張るな。今の一言は、お前の一族がだらしないと言っているんだぞ?」
「いや、だって。事実だし」
ザルガは手を振りながら、欠伸をする
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