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流れる激流の中、ダンテとバージルは立っていた。
激しい剣戟の末に勝利したのはダンテだった。
バージルはダンテの最後の一撃を受け、フォースエッジを取り落とす。
その傍らに彼のアミュレットが落ち、流れて行きそうなそれを急いで拾い上げた。
「これは、俺のものだ。真のスパーダの後継者である、俺の」
そう言いながらバージルは後退り、断崖の端に立つ。
ダンテはバージルによる。
シャキィィン
喉元に閻魔刀の切っ先が突きつけられる。
「行け、魔界に飲まれたくはあるまい。俺はここでいい」
バージルの身体が後ろに傾く。
「親父の故郷である魔界で」
ダンテは手を伸ばす。が、その手は届かず、バージルはその手を斬った。
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