27人が本棚に入れています
本棚に追加
黒騎士は剣の切っ先をダンテに向けた。
口元に笑みを浮かべ、ダンテは剣をアラストルからフォースエッジに切り替え、手を掛けた。
━━それが望みか……
剣を抜き、間合いを一気に詰めるべく、スティンガーを繰り出す。が、剣は何も捉えていない。
変わりに後ろから凄まじい魔力を感じ、振り向きざまに斬る。
剣は青白い炎を断ち切った。
━━こいつ……
次は黒騎士がスティンガーを繰り出してきた。
ダンテは寸でのところで右に横転し、かわす。
起き上がると同時に斬りつけた。
ガチィィンッ
斬撃はやはり止められる。
黒騎士は剣を弾き返し、ハイタイムを繰り出す。フォースエッジでガードするも、威力が高く崩される。そこに兜割りが叩き込んできた。
ダンテは後ろに飛び退き回避する。
━━流石だな。だが!
跳躍し、次は自分が兜割りをするが、やはり弾かれる。その反動で更に宙に舞う。
最初のコメントを投稿しよう!