1206人が本棚に入れています
本棚に追加
「はぁ…はぁ…はぁ……」
「やっぱりまだ早かったかな……」
「………大丈夫、です」
「説得力ないけど(笑)
あのね天神は……１技１技に凄く神経を研ぎ澄まさなきゃダメなの…だから乱れた状態じゃ全然力を発揮できないの」
「…………………」
「正直言っちゃ悪いけど今のﾞ燕ﾞじゃ無理だよ」
「……今の俺……？」
「自分でわからない？」
ﾞ鷹くんが自分と比べ物にならない位置にいる…それに焦っている事に……ﾞ
「ひとまずは自分を見つめ直しなさい。そうすると自ずと答えは見えてくるわ……」
「………でも！？」
「ふう……わかったわ
だったら今から貴方は鳳凰来々を放しなさい」
一気に気を高め……
「天神……鳳凰来……ッ…」
剣を振り切れなかった
「な…なんで……？」
「だから言ってるでしょ？」
「何が……何がダメなんですか！？」
「昔、私が言った事を思い出しなさい。それまでは天神は教えません」
「…………………はい…」
初めて大きな壁に当たった燕である
最初のコメントを投稿しよう！