🌸乗り越え…そして越えてゆけ🌸

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私にあのように言われて以来ずっと黙り… 海旅行の最終日もずっと上の空で魂がここにあらずって感じ、でも…これは燕が自ら乗り越えなければならない壁だから…… 頑張って…燕……… 「今の俺………」 「燕?」 「………………」 「燕?」 「……ん?」 「大丈夫?」 「ああ。あのさちょっと美羽に頼みがあるんだが…」 「なんなのだ?」 「うちの道場みたいな広さで使ってない敷地とかないか?」 「んむ~、わからないのだ。調べるから放課後まで待っててくれなのだ」 「ああ。頼む」 「うむ。因みに私も聞きたい事があるのだがいいか?」 「いいぞ」 「なぜ、9日前に終業式をして夏休みに入ったはずなのに学校にいるのだ?」 「予備登校日だからあと始業式の9日前にもあるからな」 「面倒くさいのだ」 ピンポンパンポン 「コホン…那夜 燕くん大至急……保健室?まで来てください」 「疑問詞で言われても困るな…」 「それ以前になぜ保健室なんでしょうか?」 「初めて美珂と意見が一致したのだ」 「私もですわ」 「渚さんこテリトリーだからだろ?。まあひとまず行ってくる」 保健室へ向かう燕である
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