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私にあのように言われて以来ずっと黙り…
海旅行の最終日もずっと上の空で魂がここにあらずって感じ、でも…これは燕が自ら乗り越えなければならない壁だから……
頑張って…燕………
「今の俺………」
「燕?」
「………………」
「燕?」
「……ん?」
「大丈夫?」
「ああ。あのさちょっと美羽に頼みがあるんだが…」
「なんなのだ?」
「うちの道場みたいな広さで使ってない敷地とかないか?」
「んむ~、わからないのだ。調べるから放課後まで待っててくれなのだ」
「ああ。頼む」
「うむ。因みに私も聞きたい事があるのだがいいか?」
「いいぞ」
「なぜ、9日前に終業式をして夏休みに入ったはずなのに学校にいるのだ?」
「予備登校日だからあと始業式の9日前にもあるからな」
「面倒くさいのだ」
ピンポンパンポン
「コホン…那夜 燕くん大至急……保健室?まで来てください」
「疑問詞で言われても困るな…」
「それ以前になぜ保健室なんでしょうか?」
「初めて美珂と意見が一致したのだ」
「私もですわ」
「渚さんこテリトリーだからだろ?。まあひとまず行ってくる」
保健室へ向かう燕である
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