🌸2人の神、……闇部と聖部🌸

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「確か…ここだったよな?」 「はい」 「鷹…いいですよ」 「………………………」 「「「………ッ!?」」」 「この気は…!」 「鷹…?」 「……………蘭花までいるのね… よりによって燕がいない時に来るとはね…」 美紅は教室を出て放送室に駆け込み… 「皆さん…絶対に、絶対に教室から出ないで下さい! 美翼ちゃん。燕がいない今、私達で抑えるわよ」 放送を終えると美紅は鷹達がいる校庭へと向かった。それに美翼も続いた 「ふふふ。出てきたわね…」 「美翼…久しぶりだな…」 「鷹……」 「いや…今は海雷流使いとでも呼ぼうか…」 「……翼心!?」 「美紅………」 「貴女…ひょっとして」 「えぇ…夜毒流使い……だよ」 「ところで1人足りないみたいだけど?」 「「…………………」」 「それに野次馬さん達もいっぱい見てるわね」 教室からは出ていないが窓を全開で行く末を見守っている生徒達である 「あそこにはことりちゃんや…美繰、美玖達がいる……生徒達には手を出さない…それだけは約束して」 「………燕くんは?」 あくまでも地女様は燕くん狙いか… 「私が燕の代わりに戦おう…」 「美羽!?危ないから引っ込んでなさい」 「五月蝿いぞ、美翼」 「美翼ちゃんの言う通りよ。危ないから美羽ちゃんは下がりなさい…蘭花の相手は私がするわ…」 後方からの声の正体はいったい……
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