第三章→「夏の終わり…〓〓〓…」

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約一時間に渡り上がり続けた打ち上げ花火。 その間は誰もが夜空を見上げ、静まり返った夜に花火の音だけが派手に響いていたが、今は人の賑やかさを取り戻しつつある。 涼「いやぁ、やっぱここの花火はすげぇなぁ。5年ぶりだから余計にそう感じるよ。」 睦月「あはは。来年も来ればいいじゃない。家なら全然OKだし(*^-^)b」 涼「そうだなぁ。」 夜10時。 でも祭り自体はまだまだ続く。朝まで続く。 でも、七瀬やまだ高校生の睦月や女の子達もいるし、とりあえず帰る事にする。 涼は由里と花火が見れて大満足。もうこれ以上望むモノはない。 智「~えぇ~💧祭りはこれからだぜ~?(´・ω・`)💦」 まだ帰りたくない様子の智ちゃん。朝まで祭りが続くとなれば朝まで参加したいと思うのはわかるけど…。 周りを見るとちょいちょい見回りの警察官が見受けられる。 朝まで祭りがあるって言っても楽しい事ばかりで終わるハズがない。 ハメを外しすぎた人達の暴走とか、ケンカとか、ここから先の時間はそうゆうのが次第に増えてくるのだ。 だから高校生達があんまり遅い時間まで祭りの会場で遊んでいないように警察官達が見回りをしています。 18歳未満は深夜0時以降の祭りの参加は制限されているのだ。 涼「ダメダメ。あんまり遅い時間までウロウロしてると、変な連中に絡まれるぞ?」 智「~大丈夫だよぅ。あたしら結構つぇえし❗o(^-^)o」 実は睦月達の学校の女子達は全員、痴漢や変質者対策に護身術的なモノを選択して格闘授業を受けているのだ。 痴漢とか変質者の被害に遭うのってだいたい女子だからね。ヤツら絶対に男子には手を出さないし。 返り討ちに遭うのが怖いのか、それとも男の体なんて触ってもつまらないかなのか、とにかく女子ばかりが被害を被る。 だから学校が考えた対策が「自分の身は自分で守りなさい❗」って事で、柔道、空手等々の格闘技をそれぞれ女子に好きな科目を選ばせて授業として受けさせるのだ。 因みに、薫と沙羅はボクシング。美咲と智は空手を選択している。 智は相当腕に自信があるらしい。 涼「だからってわざわざ危険な場所に自分から入り込んで行くこたぁないだろ?今日はもうみんなで帰るの❗(`・ω・´)💨」 美咲「涼さんの言う通りだよ。つか、学校にバレたらヤベェだろうがよ。」 美咲は涼と仲良しになったから、大人しく涼の言う事を聞く。image=283228036.jpg
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