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その時…そこにいる女の子が俺の瞳に焼き付いた。
「そんな…けっこう…」
自然と言葉がでた…
隣で崇秀が笑いながらこっちをみている。
俺は、慌てて…下を向いた。
「崇秀…本当は、絶対知ってただろう!」
「どうかな~!」
崇秀はクスリと笑う。
まったくふざけたやつだ。
その転校生は静かに俺の隣りの空いてる席に座った。
右手には崇秀…左手にはあの子が座っている…
意識してないが、目が勝手に左にいってしまう。
崇秀が俺の顔をみている…
俺は、その子をチラチラ見ながら…だったが…
そんな中で授業が始まる。
今までの経験でも少ないシチュエーションである…
でも、必ず何らかの形で現われるだろうセオリーを考えていた。
授業はタンタンと進行する…。
俺は見とれてしまったのかもしれない…
…でも、少し変わったオーラがその子のまわりにあったのは少なからず感じていた。
もちろん、崇秀も知ってたはずだろう…
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