別れ

5/12
前へ
/213ページ
次へ
私の言葉で、状況を察したのか、医者と看護師が数名駆け付けた。 みんなの掛け合う声。 バタバタ走り回る音。 機械の音。 全てが、私の耳を通り抜けた。 なにひとつ、現実的じゃなくて・・・。 この2年、私は優人の力になれたのだろうか。 全く分からなかった。
/213ページ

最初のコメントを投稿しよう!

34人が本棚に入れています
本棚に追加