1章~はじまり~

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――1週間前 その日は、雨が今にも降り出しそうな空だった。そして拓人の19才の誕生日。 「拓人、プレゼント喜んでくれるかな♪」 私はプレゼントを抱えてすごくワクワクしていた。この後で絶望が待ち受けているとも知らずに。 (あれ?お父さんと拓人のお母さんだ?何処行くんだろう?) 「こちらへ入ってください」 「はい、あの話したいことって何ですか?」 (拓人のお母さんじゃん、何だろう?) 「拓人君のことなんだが、最近段々悪くなってきてこのままいくともって1年くらいかもしれない」 ―――え 「そんな、拓人になんて言ったらいいの?ううぅぅ」 ―――なんで? ――ドサ
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