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『ねずみポケモン、ピカチュウ。ほっぺたのりょうがわに小さい電気袋をもつ。ピンチの時に放電する』
「へぇ…これ電気袋なんだ」
「ピ?」
ピカチュウの真っ赤なほっぺたをツンツンとつつきながらサトシが呟く。ピカチュウは小首を傾げながらもフードをかりかりと食べた。
『現時点での技は電気ショック、泣き声、しっぽをふる』
ピカチュウは電気ポケモンで生まれた時から電気ショックを覚える。サトシは記録からそれを読取りながらレベルを確認した。
『ただいまのレベル、5』
「…やっぱ最初だもんな」
かりかりとフードを食べ続けるピカチュウを見下ろしながらサトシは苦笑した。
サトシは気付かなかった
自分の後ろに誰かいる事を
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