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「っ…は…ぁ…やっと…っ着いた…!!」
膝を軽くまげ、その膝に手をつき乱れた息をなんとか整える。サトシはキャップをとりそれをパタパタ上下に揺らしながら汗を乾かした。
目の前にある大きな建物はオーキド研究所。ポケモンの情報は最先端と呼ばれ日夜忙しく研究が行われている立派な研究所だ。
ポケモンマスターを目指し旅立つのにはポケモンがいなくてはならない。各シティあげる人がいるのだが、マサラタウンではその人物がオーキド博士だった。
サトシは目の前のインターホンを押し声をすぅっと思いきり吸い込んだ。
「オーキド博士ぇーっ!!」
インターホンを押した意味がないが、それに構わず呼び続ける。するとゆっくりとドアがあき苦笑顔の博士が出てきた。
「来ないかと思っておったぞ、サトシ」
「ただの寝坊です…で、俺のポケモンは!?」
目をキラキラと輝かせ意気込むサトシをなだめながら博士はサトシをつれ研究所の中へと足を踏み入れた。
どこを見ても機械だらけ。おまけに助手達は誰もが走り回っている。サトシはそんな人達を横目で見ながら博士が立ち止まった場所に自分も立ち止まった。
「ポケモンの事なんじゃがな」
「はいっ」
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