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2.突然の別れ
莎羅が小学四年生のある日
「莎羅、俺今度静岡に引っ越すんだ。」
何にも言えなくなる莎羅。
和くんが引っ越すのは一週間後。
それまでにもっと思い出作れたらいい。
和くんとクラスの友達誘って皆でお別れ会やったらいいかも。
もちろん和くんには内緒で。
ということで和くんお別れ会は急ピッチで進んでいった。
何か和くんの心に残るお別れ会にしようという事で、音楽の授業で歌った『マイバラード』を歌う事にした莎羅たち。
サッカーが好きだった和くん。
いつも砂混じりの洋服ではしゃいでた和くんが懐かしい。
冗談言い合ったり仲良くて生活の一部になってた和くんとの時間がなくなるのが切なくて寂しいよ。
莎羅はまだ10才だけど約束した、ゆびきりした結婚の約束果たすよ。
一週間はあっという間に過ぎて今日はお別れの日。
もう泣きそうな莎羅。
皆でマイバラードを合唱、いや熱唱して和くんが新しい学校に行ってもきらめいていてくれたらなって願いをこめたよ。
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