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「やぁんっ…あっ…
――そんなにっ…
食べたらっ…
あっ…あんっ…
無くなっちゃうっ…!」
「全て喰らい尽くしてくれよう」
「あんっ…あっ…
――やぁっ、んっ」
「こんなに柔らかく、
甘い桃は食べた事がない」
「…んっ…ぁんっ、
――…っ本当に…?
全部食べても
イイって言ったら、
あっ…あぁんっ…!
――鬼魅の全てを私にくれる…?」
「約束しよう」
美しく冷たい笑みを浮かべた鬼魅は、いよいよ全てを喰らい尽くそうと、熟れた桃に金棒を突き刺して、一層柔らかい中身を掻き回しました。
「だめっ…あっ…
そんなっ…あっ…
――激しっ…あぁんっ」
掻き回される度に、桃の中身はぐちゅぐちゅと濡れた音を立てます。
「あっ…いぃっ…もぅっ
…出ちゃうっ…んあぁ!」
「我の全てをお前にくれてやる!」
鬼魅の熱い猛りによって、桃はすっかり溶かされてしまい、桃太郎は甘美な熱に酔いしれました。
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