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静かな時がながれ
千秋がまた話始めた。
「そういえばおねーちゃんと同級生の宏輔さん覚えてる?」
うん、コウちゃんね。
「死んだんだよ、あの事故で。」
顔が青ざめたのが分かった。
それでも千秋は話を続けた。
「即死。椅子の隙間に挟まって燃えちゃったみたいだよ。」
あたしもあの時トイレにたたなかったら
死ねたのかな?
「おねーちゃんも死ねばよかったのに。」
ブチッ
あたしの脳神経が切れた音が室内にこだました。
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