【第1話】 蒼空の防人

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《奇襲攻撃から三年後》 日本空軍本部 澄み切った雲一つ無い青空に、飛行機雲が3つ現れた。 轟くエンジン音は、静寂をかき消した。 ??? 「ファルコンリーダーより本部へ。 全機着陸態勢をとる。」 日本兵士 「了解。着陸を許可する。」 三機の戦闘機は空軍本部へ、無事に着陸した。 ヘルメットを外した顔は、皆曇っていた。 ??? 「おお!浅賀君!無事で何よりだった。」 ??? 「はっ!浅賀 京平(アサガ キョウヘイ)一等空尉、及び第6小隊三名帰投しました!」 ??? 「もう一人いた筈だが…?」 京平 「えぇ、あいつはロシア軍に落とされました。日本人らしい、最後でした。」 60代くらいのお爺さんと、20代の青年が話していた。 ??? 「そうか、では後日墓を作ってやろう。ご苦労だった。」
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