1人が本棚に入れています
本棚に追加
/2ページ
暗闇に光る君を、
溺れぬようにと何度引き寄せたか…
それでも…
君はするりとこの手から零れ落ちた…
まるで君の頬を伝ったあの日の涙のように…。
たった一つの約束を残して…
…―君は消えた。
あの日から、
早何年経っただろう…?
この想いは未だに断ち切れず、
君の香を探してる…。
まるで片羽の折れた天使のように…
天にも昇れず、地上をさ迷う…。
雪のようにはかなく、
太陽のように熱い…
この苦しい想いは…
全て、
愛が故に…
最初のコメントを投稿しよう!