恋愛交差点

出会い

「あぁ、大丈夫☆俺んとこの担任、結構いい加減だから」

ﾆｯと笑って悟が言った。
……読心術!!??

「秋斗、そんな訳ないだろ？」

悟が俺の肩を叩きながら言った。
―――俺何も言ってないぞ？

「細かいことはいいの～」

悟、絶対俺の心読んでるだろ。

「そんな事より、涼の人気は相変わらずだなぁ」

ﾆｺﾆｺ話す悟の隣で、涼が眉間に皺を寄せていた。