恋愛交差点

仲間

「あたし、メグと同じｸﾗｽの美里(ﾐｻﾄ)。んでこっちが敦美(ｱﾂﾐ)。」

背の高い、金髪の女が言った。

「実はさ、メグがあんたに一目惚れしてんだよね。」
「は？」

美里と言う女の言葉に自分の耳を疑う。

「だからさ、付き合えとは言わないから仲良くしてやってよ。」

今度は敦美と言われた方が言う。
付き合えとは言わないって、もう言ってるようなもんだろ!?

「仲良くつっても…」

絶対嫌だと俺の何かが訴えている。でも言葉に出来ない俺。