仲間

9/28
前へ
/54ページ
次へ
「秋斗、最初に言っとくけど、あいつらには気をつけろ。」 「は?どうしたんだよ、いきなり」 悟の言葉に俺は驚きを隠せないまま言った。 「あいつらは、自分や他の2人の為なら何でもする。特に恋愛が絡むとな」 悟は前を見据えたまま話す。だけどその瞳には怒りが伺えた。 「なんか、あったのか?」 俺は問いかけた。悟のこの態度、絶対何かあったんだと俺は確信を得ていた。 基本、悟は誰に対しても優しい。特に女に対する態度は紳士そのものだ。 女にキレたとこなんか見たことない。 俺は悟の返答を待った。
/54ページ

最初のコメントを投稿しよう!

23人が本棚に入れています
本棚に追加