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「そんな事したらあの子が次の恋に進めないだろ?」
涼は前を見たまま言った。
こいつ…ちゃんと相手のこと考えてたんだ。
「お前がモテるの分かるわ」
「何だよいきなり」
涼の肩に手を回した俺を怪訝そうに見ながら言った。
次の日―――
「悟、おは!!」
「はよ~」
「おはようございますっ!」
朝練の為、部室に行くと先に来ていた同級生や後輩が挨拶してきた。
俺も適当に返して、制服から練習着に着替えようとシャツのボタンに手をかけた。
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