出会い

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自分で言うか?とも思ったけど、確かに親父が締めてるより形が綺麗だったから何も言わなかった。 「ほら、早くしないと奈央ちゃん行っちゃうよぉ?」 春菜はポンッと俺の背中を押した。 「うわっ……危ねぇだろ、バカ春菜!!」 俺はよろめいた体を立て直して叫びながら部屋に戻る。 机に置いた鞄と掛けてあったブレザーを持って階段を駆け下りた。 急いで靴を履き、玄関を出ると奈央が驚きの表情を浮かべた。
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