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明「じゃあ行ってくるね」
私はカバンを肩にかけて、玄関に向かった。
母「薬は?携帯は?お弁当は忘れてない?」
母が濡れた手をふいて、私の後を付いてきながら言った。
明「今日はバッチリ!じゃあ行ってきます!」
私はニッコリ笑ってお母さんと、いつものようにひょこっと顔を出すお父さんに手を振って家をでた。
私は自転車で駅まで向かい、美紀と待ち合わせしたホームへ行くともうすでに美紀はいた。
明「美紀っ!おはよう」
美「あ、明~!おはよう!」
電車がちょうど来たので私達は一緒に電車に乗った。
美「・・ねっ!昨日の答辞ちゃんと聞いてた?」
私は美紀が突然言ってきたのと<答辞>と言う言葉を聞いて私の胸はドキッとした。
明「あ~・・わ、忘れちゃったな・・」
私は動揺がバレないように忘れてたふりをした。
美「も~明ってば本当に人の話聞いてないんだからっ」
ハ~っと美紀はため息をつくと急にニコニコして声を出して笑い始めた。
明「えっ..美紀??」
美「ハハっ・・・・明、ウソついたでしょ」
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