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佳「明はあん中に入ろうとしないね、なんで?」
ジュースを飲みながら佳奈は私に言ってお菓子を私に差し出した。
私はお菓子をありがとうと言ってもらってちょっと黙ってから話し出した。
明「だってあからさまに嫌がってるし、嫌々教えてもらっても・・桜井君が可哀想だし、私だって嬉しくないよ」
佳「明ってば・・昨日も思ったけど本当に真面目な奴なんだね」
佳奈は私の頭をつけ爪でキラキラした手で撫でて、明はいい奴だねと言ってくれた。
でも私はいい奴なんかじゃない。
一瞬でも輪に入ってアドレスが聞きたいと思ってしまった。
無理矢理聞きたくない。
こんなのただのキレイごとかも知れない。
でも私はそんな汚いやり方で桜井君の心を開きたくないと思った。
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