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私は携帯と掛け時計を何度も見比べた。
明「・・・・7時半っ!!??うそ!!?遅刻するよ~っ!!」
私はあわてて荷物をカバンをにまとめ始めた。
母「・・もう・・明はマイペースね・・中学の入学式もこんな感じだったわね」
母はため息をつくと少し笑っていた。
明「・・そうだったね」
と私は言うとつられてフフっと笑ってしまった。
カバンに荷物をまとめ終わると、もう笑っている暇などなく母と一緒に勢いよく階段を降りて行った。
私、1時間も自分の制服姿を見ていたんだ・・・しかも中学の時も・・
私はそう思うと自分はナルシストなのかなと疑ってしまった。
ドタドタドタと階段を降りていくと、お父さんが笑ってこっちを見ていた。
父「階段の降り方といい、お前たちはやっぱり親子だな・・母さんパン焼いておいたぞ」
母「あ、ありがとう。あなた!」
2人で朝から幸せそうにニコニコ笑いあっているうちの夫婦はバカップルならぬバカ夫婦だと思う。
本当にいつまでたっても仲良しな2人・・
私もいつかこんな夫婦になれたらいいなあ。
私はその光景が微笑ましくて見ていると自然と口が緩んでしまっていた。
母「・・明!何笑ってるの?」
明「あ、ううんっ!なにも!じゃあ、いただきます!」
私は何もなかったようなフリをして朝ご飯を食べ始めた。
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