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それから話していくうちに私は玲さんとどんどん打ち解けていった。
玲さんもしだいに自分のことを最初みたいに悲しそうでなく、楽しそうに話すようになった。
似ているところがあったり、真逆なところがあったり、いろんな話をしているうちに私はアナウンスで呼び出しされた。
明「あ・・私行かなきゃ!診察受けなきゃ~」
玲「明ちゃん、どこか悪いの・・?」
玲さんが心配そうに聞いてきた。
明「・・ううん!ちょっと疲れがたまってて診てもらうんだ。」
私はなんだかやっぱり言いたくなくて、嘘を突き通すことにした。
玲「そ、う・・また来てくれる?」
明「絶対くる!今度はお土産も持ってくるね!じゃあまたね」
私は玲さんに手をふって、診察室へと向かった。
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