遅刻

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明「う!あ、うん!・・そう」 私は桜井君の目が見れなくて、ずっと猫に目線を向けていた。 淳「そうなんだ・・一緒に行く?1人なんでしょ?」 明「えっ!?」 私はバッと桜井君の方を見た。 キレイな顔立ちにキレイな目が私を見ていた。私の顔はどんどん赤くなっていく。 明「・・そんな、私なんかと一緒に行ってもらっていいの?」 私が震えた声で言うと、桜井君はハハハっと笑った。 淳「言い方面白いな。逆に一緒に行ってよ、学校までけっこうあるし」 桜井君はそう言うと猫を抱き上げて撫でた。 明「・・・・はい」 私はそれだけ言って、安全な所に猫置いて歩いて行く桜井君の後ろを付いていった。
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