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淳「・・覚えてるよ・・。変な子だなあと思ってた」
淳君はゆっくり顔を上げて少し笑った。私もつられて笑った。
明「それで・・屋上で・・また出会って・・私・・片思いしてた時・・屋上に行くたびに・・ドキドキしてた」
屋上のドアを開ければ、気持ちよさそうに眠る大好きな人がいて・・
寝顔だけでもドキドキしたし、緊張もしたけど、
その寝顔を眺めている時間が大好きだった・・。
淳「明俺が寝てる時・・笑って俺のこと見てたり、ずっと空見てたりしてたよな」
明「あ・・もしかして・・寝たフリしてたの・・?」
私がそう言うと淳君は意地悪そうに笑って頷いた。
明「・・・・ひどいなあ・・起きてるなら・・言ってよ・・」
淳「その時の明幸せそうに見えたからさ・・。何も言わなかった」
ああ・・・顔に出てたんだ・・・私・・。
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