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私は泣きそうになりながら少しだけ目をつぶった。そしてしっかり呼吸する。
淳君の手の温もり・・匂い・・声・・・すべてを体にうつすように・・。
忘れないように・・・・。
明「ありがとう・・・・淳君・・
・・・・ばいばい・・・・」
私は淳君の手をゆっくり離した。淳君は私の顔を見ると笑った。
そして淳君はドアを開けゆっくり病室を出て行った。
私はドアが閉まる最後の最後まで淳君を見送った。
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