入学式

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美「あ、!明!明!」 校門をくぐって学校内に入ると美紀(みき)が笑顔で私に手を振っていた。 明「美紀・・!よかったあ!ちゃんと学校これたんだ!」 美「当たり前でしょ?いくら方向音痴でも、私もう高校生ですから!」 明「はは!そうだね。」 ケタケタ笑う美紀が可愛くてつい笑ってしまった。 私と美紀は小学生の時からの親友だ。 もちろん私が倒れたことも、病気のことも知っていて、いつも気にかけてくれている。 そんな美紀は顔も可愛くて、明るく気さくな性格だから 誰からも好かれていて、もちろん男子からの人気も高かった。 ただ私には特別優しかった。 いつも「親友だからねっ」と言ってニコッと笑った。 そんな美紀が私は大好きだ。
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