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信「……用は済んだか?」
美由「う、うん。一応。」
信「じゃ、さよなら。俺は帰る。」
美由「え!?い、いや、ちょっと待って!」
信「なんだ。」
美由「し、清水君は卒業式に戻らないの?」
帰るんだから当たり前だろ。
信「卒業式なんて面倒なだけだ。」
俺は出口に向かい帰ろうとした。
美由「ま、待って!!」
信「………なんだ。」
美由「ち、ちょっと話しない?」
信「………帰る。めんどくさい。」
俺は再び出口から出て帰ろうとした。
美由「あ…ち、ちょっとぐらいいいじゃない!!」
俺はこの言葉を無視し、帰った。
が、しかし、帰れなかった。
女子1「清水先輩!第2ボタンください!」
誰だか知らん後輩に邪魔された。
信「………勝手に取ればいいだろ。」
俺は再び帰る。
女子2「清水先輩!卒業おめでとうございます!これ、卒業のプレゼントです!」
女子3「先輩!握手してもらってもいいですか?」
女子4「私をもらってくれませんか?」
卒業式がちょうど終わった時に帰ろうとしてしまったために後輩に次々捕まった。
いろいろと言われたが面倒なので全て適当な返事で返した。
最後の後輩の言葉は完璧に無視った。
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