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あれからもう2年が経ったが、銀時からの連絡はなく。里親の暴力も続いた。
神楽は我慢できなくなり、家を抜け出し今に至る。
神楽は今まで大事にとっておいた飴を袋からあけ、口に含んだ。
イチゴミルク味の飴。
銀時のことを思い出した神楽は瞳に溜まっていた涙があふれた。
「お嬢さん。そんなに涙を流してどうしたんですか?」
急に神楽の真上から懐かしい声がした。
久々に聞いた大好きでずっと会いたかった人の声に神楽は下を向いていた顔を上げる。
「ぎ・・・銀ちゃん・・・・・・?本物の銀ちゃん・・・・?」
「本物に決まってんだろっ。・・・・神楽、待たせて悪かったな。」
ニコッと銀時は神楽に笑いかける。神楽は会いたくて会いたくて仕方なかった銀時に抱きついた。
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