黒髪の悪魔

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「日本の警察官は綺麗な人ばっかりやな。むさ苦しいムキムキ警察官ばっかり見てきたから、目の保養やわ。俺、古谷裕美言います。」 そう言うと、裕美は今井の頬に触れた。 「めっちゃ綺麗な肌やなぁ。」 多分悪気はない。 同じ男だと思っているから、これぐらいと思ったのだろう。 相手が俺でも、裕美はきっと同じようにしたに違いない。 しかし相手は今井だ。 「いだーっっ!!!!!」 裕美の悲鳴が響き渡った。
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