小さな貴女に贈るモノ

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雪に包まれた幻想郷 冷たい風が肌を震わせる、そんな季節 皆が外に出ないで引きこもりがちなのに今日も元気な声が聞こえる 「皆がひきコウモリになってるのにアタイったら最強ね!」 この寒い中、凍った湖の上で鼻唄混じりに踊っているのはチルノ 本人は気付いていないがひきコウモリは間違いだ。 チルノ 「はぁ……つまんない…」 間違ったことを言っても近くに誰もいない… 自分の声だけが虚しく響いた氷の上でチルノは呟いた それに伴い、胸がキユッと締め付けられる様な寂しさが増してくる 「もう!何でだれもこないのよ!前の冬のときは来てくれたのに!!」 チルノが必死で大声を出しても再びチルノの声だけが響くだけだった 「レティ…今何してるんだろう…」
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