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あの頃からだろうか。 アナタとしっかり話すようになったのは。 それまでは叱られても何も言わずに下を向いていた。 毎晩のように友達からくる電話に「誰だ」「何の用事だ」と繋いでもらうのも大変。 そんなある日、いつものように電話が。 この時ばかりは激怒。相手は名前を名乗らず切ったからだ。 「おまえは名前も名乗れないヤツと友達をしているなか!」と。 その時は久々に長い説教を食らった。   このままでは何も変わらないと思い、私も意見を言った。 今まで言い返した事がなかったから怒りをさらに増幅させてしまっのたである。   何時間話しただろうか。 次第に意見を交わし合うようにお互い納得した。 これを期に何でも話すようになり私にアドバイスをしてくれ、人生の善き先輩として接してくれた。   時には厳しく時には優しく。
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