悪さ

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悪さ

十代も終わりに近い頃、血糖値が騰がり過ぎるんじゃないかって思うくらい叱られた。   それもそうさ。 夜中にこっそり出掛け、車持ちやバイク持ちが迎えに来ていて、一晩中遊び歩いていたから。 厳しいアナタから逃げたくて自由を手に入れたくて夜明けまで走り回った。 ある日。 こっそり帰って来たところを待ち構えていたかのように叱られ思いっきり何度も殴られた。 私は泣きながら部屋にこもった… チラッと見たアナタの目には涙が… 心配で待っていてくれたアナタを悲しませたことに反省。 言葉して謝れなかった、素直じゃなかった自分を責めた…
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