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覚悟を決めたダンテスは逞しい体に似合わず、声の主と同じ格好をして座った。
『理解が早いんだね。そうだよ、決して逃がさないし、死なせないからね。』
きっと頭の中で思った事も読まれるだろうから、ダンテスは小さく、うるせー!このモザイク野郎!と反撃した。
『ふっ…』
鼻で笑われた気がした!
「いつかぶっ飛ばす。」
体のどこにも力を入れずに吐いて捨てたセリフだった。
『キミは面白いね。
ずっとここにいない?』
「断固、拒否!」
『だろうね!あははっ!
決めたよ!赤ん坊くん!』
いちいちカンに障る奴!と苛つくも「何だ!」と聞き返した。
『記憶をもらう。』
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