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「ひまだぁぁぁぁ」
買って出てみたものの、見回りなんて必要な町ではなかったし、見回るほど敵国もモンスターもいるはずが無かった。
それもそうだ
勇者のいる所を襲ってやろう!
なんて元気のある奴は、もう今はいないだろう。
モンスターだって今は大人しくしている。
そんな必要の無い警備だが、勇者が何故、町に留まってまで警備を申し出たか?
勇者は、ある少年を待っていたのだ。
「がぉー」
暇だからってモンスターのモノマネとかしている勇者は世界広しと言えどもコイツだけだろう。
「ぐぉぉぉ」
…そう願う。
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