50人が本棚に入れています
本棚に追加
ダンテスは本能に刷り込まれたメッセージを受け入れ、自分の使命を理解した。
「不思議な使命だな、答えをもって来て助けろだなんて。
なおかつこの状況か、博才は無かったらしいな!」
もう既に黒い穴は、城の真上まで来て外壁を飲み始めていた。
ダンテスは空間移動の魔法を唱えたようとしたが、発動しないと判った瞬間に別の魔法を唱えた!
「くそっ!ダメか!」
空間移動、異空間離脱、重力無視、高速移動魔法まで唱えたが一つも発動しない。
「おいおい、いきなり打つ手なしか。
冗談きついぜ親父殿。」
為す術も無くダンテスはゆっくりと、確実に、漆黒の闇に近付いていた。
最初のコメントを投稿しよう!