中等部入学式

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「そりゃ居るよ……」 美羽の変わりに拓司が答えた。 「でもね……貴方達には蜜柑ちゃんに会う資格は無いよ?」 そう……蛍やルカは蜜柑を否定したのだ。 "ヒッ……寄ってこないでバケモの" "棗に手を出すな……佐倉がそんな奴だったなんて思ってなかったよ" 「それはっ……」 「美羽~誰と話してるん?」 「蜜柑……」 「ほ、蛍やったん……?」 2人が会話をするのは半年ぶりくらいだ。 半年前に蜜柑が任務をやっていることがバレたのだ。まだ、そこまでは良かった。
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