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目の前では、月と蜜柑が掴みあって喧嘩をしている姿が広がっていた。
「鳴海先生……ご覧の通りさ…フフッ月、止めなさい。佐倉 蜜柑さん」
「チッはい……」
「な、なんや?」
どうして、ウチはこんな厄介者なんや……
"僕に従ってさえいればここにいる誰よりも君を大切に可愛がってあげよう"
「君が僕の下にくるのなら、貴方の大切な人達には二度とては出さないのですよ?あの黒猫にもね」
久遠寺校長は微笑んだ。ウチにはもう決定権なんて無いのだ。
棗、蛍、ルカぴょん、ウチは……
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