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月弥は職員室にむかった。職員室は今は授業中のせいなのかはわからないが、一人しか教師はいなかった。
月弥
「失礼します。先程お電話した陽陰ですが…」
旭
「君が陽陰君ですね。私は冬月 旭(フユヅキ アキラ)と申します。生徒会の顧問と貴方のクラスの担任をさせていただきます」
旭という先生の表情には感情はない。何を考えているかもわからない。月弥は警戒を解かないように、相手と握手を交わす。
月弥
「この学園では試験がないのですか?」
旭
「ないというわけではないよ。ただ、必要なのは入りたいと言う心と、精神力の強さを重視される。この学園には色々な噂があるからね」
噂…そう、ルミアート学園には色々な噂があった。
この学園に入るとだれもが帰ってこれなくなる。
この学園は呪われている学園だ。
この学園には人間はいない。
だの、色々と噂がある。だが、これは、半分は本当であって半分はデマだった。その理由は、この学園に入ると出てくるものがいないというのは違う。
ただ、この学園が建っているこの土地は呪われていると昔から言われているし、人間がいないと良いのはただの一般人が以内ということ。
それが随分と変わって噂となったのだ。
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