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あなたの心は 今も
満ちたり欠けたりを
繰り返しているのだろうか
今も満ち足りているのだろうか
あの満月のように
溢れるほどに
悲しみで満たされているのか
喜びで満たされているのか
幸せで満たされているのか
苦しみで満たされているのか
―引力に引き寄せられて
身動きがとれない―
あとは欠けていくばかりの 哀れな満月と
月の光
君には見えているのだろうか
帰る場所が
瞳に映った満月が
滲んで見えたのは
気のせいではないのだろう
夜風に吹かれて 君を追う
見失うことはない
銀色の道標
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