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迷路
この角を曲がれば家に帰れる!!
僕は息を切らしながら走り続ける。
そう、ここを曲がれば家族がいる家があるはずなのに…
どうしてなんだ!?
まただ。
どうして、何度も同じ道に戻ってしまうんだ。
なぜ、家にたどり着けないんだ。
どうして?
どうしてなんだ!!
また、ここからなのか?
絶望して立ち尽くしてしまう。
鼓動は激しく肩は何度も上下に動いていた。
顔は汗と涙でぐちゃぐちゃになっていた。
そして、その場に泣き崩れてしまう…
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