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「話しって何かな?」
図書館から出ていった義彦は、少し戸惑いながらも、千夏が待つ廊下へ行き、千夏に向き合い言った。
「うん…。高倉君さ、私を振ったことで少し気まずくなってるんじゃないかなと思って」
「・・・・」
「でも、私は平気だから。だから…今までと同じように接してほしいの」
「…うん、分かった」
「それだけ、ごめんね。じゃぁ…」
寂しそうな顔をして千夏は、自分のクラスに帰っていった。
義彦はその顔が胸に痛く突き刺さった。
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