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放課後、四人はいつも一緒に下校する。
「じゃあ、うちこっちだから」
「あっそっかぁ。悠は今日バイトだったね」
「うん。もう少ししたら辞めるつもり。勉強しないとまじヤバイからね。じゃ」
悠は十字路を右に曲がり走っていった。
「あいつ頑張るな。オレもバイトしようかな」
「翔平、これから大事な時期なのにバイトなんかしてる暇ねぇぞ。四人で同じ大学行く約束だろ」
「へいへい。あっそうだ、二人とも冬休み空いてるか?」
義彦が呆れた顔で言う。
「だからそんな暇ないって今言ったばかりだろ?」
「じゃあ千夏、悠も誘って三人で行ってこようぜ。うちの別荘」
「ん?別荘…?」
「毎年恒例の長野でスノボーやり放題」
「あっ…オレも行くよ。毎年の事だもんな…」
「今おまえ、そんな暇ないって言ってたよな?」
「ひでぇな。そういう話しなら、のるに決まってるだろ?」
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